ボランティアしています
子育てでヘロヘロになるほど疲れているのに、なぜかボランティア活動に参加しています。
ここでの体験は、自分の子育てに役立つことがいっぱい潜んでいました・・・。
まずは、きっかけです。
子どもの外遊びは「冒険遊び場」で!
長男シュン君が幼稚園年長の時に、現在のマンションに引っ越してきました。
幼稚園の通学路に「冒険遊び場」といった、普通の公園とは違う子どものあそび場がありました。
冒険遊び場って何?
そこにある道具や廃材・自然廃材を使って、子ども達自身で好きなように遊びをつくりだすことができ、だれでも遊べ、そして遊びを見守る大人がいる野外の遊び場のこと。
(日本冒険遊び場づくり協会HPより)
その冒険遊び場は、七輪やかまどで火もおこせるし、水遊び、穴掘り、木材をノコギリで切ったり、金づちを打ったりできます。
シャベルや大きなスコップもあります。絵具やクレヨンまで置いてあります。
こんな遊び場が幼稚園の帰り道にあったので毎日のように2時過ぎから閉園の5時まで遊ばせました。
(この様子は、ここに書いてあります。)
次男ヤカちゃんも末っ子コロンちゃんも赤ちゃんのうちから通っていたわけで、
当然、歩けるようになってからは、ヘビーユーザー。
結局、3人の外遊びは「冒険遊び場」だけで十分。
しかも、利用料は無し!(年会費を払って運営を財政面から応援する会員制度のようなものはあります。)
今、どこに遊びに連れて行ってもお金かかりませんか?
テーマパーク系だったら、家族5人で行ったら一万円以上。
それが、毎日、タダなんです。
子どもは楽しい。私のお財布にも優しい、すばらしい遊び場です。
利用者から、運営側に!
私は、全くのインドア派。できれば、おうちのなかでコーヒー飲みながら、ゆっくりしたい 😆 。
でも、「子どものため、子どものため」と、老体にムチ打って毎日のように遊ばせていたところ、
ある日「ここの遊び場の運営委員になりませんか?」と声をかけられました。
国内にはたくさんの冒険遊び場がありますが、
実は、子育て中の親が中心となって運営しているところが多いのですよ。
声をかけてくれたのも、近所に住む3児の母である運営委員さん。
彼女の背中には、末っ子ちゃんがおんぶされていました。
「運営委員」の仕事が何なのかよくわからなかったけれど、普段から3人の子どもがお世話になっているので、
「はい、いいですよ」とお手伝いをすることに即決しました。
ずっと、「ご恩返し」しなきゃと思っていたので、ちょうどいい機会だと思いましたし。
だって、タダで遊ばせてもらってるんだもんね。
実際のお仕事が始まると、ボランティアとはいえ年間1万人以上の利用者がいる公園の運営。
そこで働くプレーリーダーにお給料を支払ったり、広報活動があったり、イベントなどの企画があったり、
子どもの遊びを見守ったり、ケガした子供の対応があったりと、なかなかの作業量。
冒険遊び場は、お母さん方による日々のサポートで開園されていたのです。
ただただ、お礼しなきゃで始めたボランティア。
子どもが幼稚園に行ったあと、本当ならおうちでゆっくりできる時間を使って、
ボランティアのお仕事。
自分の子育てで、いっぱいいっぱいなのに、他のお子さんのためにボランティア??
なんて、冷静に考えれば無茶なことでした。
でも、後で気づきました。
全く期待していなかった贈り物がそこにはあったのです。
そうそう、子育ての大先輩、本物の「先輩ママ」達です!
続く。
きょうの ことわざ
「情けは人の為ならず」
(「情けは人の為だけではなく、いずれ巡り巡って自分に恩恵が返ってくるのだから、誰にでも親切にせよ」、という意味。「誰にでも」、っていうのはなかなかハードルが高いですね。でも、自分が子育て中に助けてもらった恩義はたくさんあって、忘れられません。その人に直接恩返しができるのが一番だろうけれど、それが難しいのなら、周りに目を向ければ誰かが助けを求めているかもしれません。その人に手を差し伸べる。それでもいいと思っています。)